醤油市場は25年、出荷量が下げ止まりつつある。国内は価格改定以後も社会全体で続くインフレによる消費減、単価停滞が響いたが、輸出が増大した。人口減の国内需要の減少を旺盛な海外需要で補い、上回るのが市場継続策の王道。国内での密封、鮮度、だし醤油の安定拡大…続きを読む
【関西】「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」に続く第五の基本味として、和食に不可欠な味わいとなる「うま味」を世界に広めた日本。その繊細で透明な味わいは日本人の味覚を洗練させ、「おいしさ」や「高品質」を強みとするジャパンブランドの構築に大きく寄与してきた。…続きを読む
全日本菓子協会が公開した24年のビスケット市場は小売金額4410億円と、初めて市場規模4000億円を突破した23年の記録を更新した。25年もその波は継続しており、KSP-POSデータの25年1~10月の累計販売金額は前年比5.7%増、販売数量は同1.…続きを読む
業務用マーガリン類は、主に製菓・製パンを対象に多種多様な機能面で最終市場を下支えしている。生地の老化防止による食品ロス削減や、原料の一部置き換えによるコスト効率の向上など細分化するユーザーの課題解決に貢献。また、製品によってはユーザーの商品開発・ライ…続きを読む
25年度上期の家庭用マーガリン類市場は、金額ベースで前年同期比約4%増、数量もほぼ横ばいで着地したもようだ。各社価格改定を実施したが、バターの価格改定もありマーガリン類の値頃感がより鮮明な市場環境となった。J-オイルミルズの「ラーマ」が24年3月末に…続きを読む
マーガリン類は家庭用では、パンのお供としてはもちろん、多彩なフレーバーラインアップや値頃感・使いやすさを生かし存在感を示している。業務用では製菓・製パンなどの最終市場を支える必須素材として活躍している。家庭用と業務用では用途が大きく異なるが、共に技術…続きを読む
●健康志向が追い風に 25年のアイスクリーム市場は、濃厚でリッチな「ご褒美デザート」商品が人気な一方、健康志向を反映した「ヘルシーアイス」が注目を集めている。その代表格がフローズンヨーグルトだ。アイスクリームならではの濃厚なコクと、ヨーグルトのさっ…続きを読む
●脱「低価格」急ぐ 輸入廉価品は活発 マイナスの大きな原因は、採算性の悪化から長野興農が1月になめ茸事業から撤退したため。事業終了は1月中旬との発表だったが、その前から段階的に受託製造などを終わらせており、離脱の時期以上に統計への影響は大きく出た。…続きを読む
世界の大豆需給は現在、輸出の84%が米国とブラジルの2ヵ国に集中しており、輸入の60%以上を中国が占める。米中間の貿易摩擦は、中国側が25年内に米国産大豆1200万tを買い入れる形で合意に至った。11日、アメリカ大豆輸出協会(USSEC)は「米国大豆…続きを読む
◇PBF最新動向 ●“第2のタマゴ”に需要 植物性エッグ(卵)は、3大PBF(肉・乳・卵)中、最も世界シェアが小さい一方、特にアレルギー対応や鶏卵の高騰による代替など多岐にわたる潜在的ニーズを抱える。国内ではキユーピー「HOBOTAMA(ほぼたま…続きを読む