レトルト食品市場は、調理の簡便化や節約志向により全体として好調を持続している。日本缶詰びん詰レトルト食品協会による24年(1~12月)の生産量は49万9247tとなった。今年から同協会が集計方法を変更したことで比較はできないが単純に前年と比べると33…続きを読む
食品缶詰業界(飲料を除く丸缶)は、21年からの長い値上げラッシュを経て、厳しい減益のトンネルを脱しつつある。ただ明確な回復軌道に入ったとは言い難い。コメ価格高騰などで節約志向の逆風は強く、多くが収益バランスの不安定化に直面。カテゴリーによっては今春ま…続きを読む
味の素はフリーズドライ(FD)の即席味噌汁、パン入りカップスープという開拓途上の市場で占有率を高める。味噌汁は珍しいだしの違いで選ぶ楽しさを伝え、既存品より値下げ。スープはパンの食感保持で差別化した。ともに11月からCMを放映して販売を勢いづける。5…続きを読む
生(チルド)麺・冷凍麺市場は、それぞれが前年の実績よりも上回って推移している。その背景として、コメの価格の高騰により、麺類全般の主食としての価値が見直されたため。加えて、昨今の猛暑で各社の「汁なし」商品が伸長したことも追い風となっている。秋冬にかけて…続きを読む
大塚食品は、成長を続ける「ボンカレー」ブランドから麺需要増加と和風だしへの注目を踏まえ、3種の和だしとコク深いカレーの調和が楽しめる「旨みを味わう和のボンカレー こだわりだしの和風カレー」を1日から発売した。メーンターゲット層は40~60代を想定。麺…続きを読む
調理の時短につながるカット野菜や健康志向に合致したスプラウト類の市場が拡大する中、異常気象による生鮮野菜価格変動の影響も大きい。マーチャンダイジング・オン社運営のRDS-POS全国スーパー実績(金額)によると、直近1年間(24年8月~25年7月)のカ…続きを読む
日清シスコは、追い風のシリアル市場をさらに盛り上げる一手を打つ。山田道明社長が「新たな切り口の商品を投入し、市場活性化に貢献したい」と示す新商品「ごろグラGran meal いちごとカシューナッツ」「同マカダミアとアーモンド」の2品を15日に発売する…続きを読む
ドラッグストア(DgS)業界は、店舗数の拡大が続く一方、事業会社の上位集約も進んでいる。12月に売上高2兆円超のツルハ・ウエルシア連合が誕生するほか、コスモス薬品が新たに1兆円に到達するなど、業界上位は小売業全体で見ても国内有数の規模になっている。同…続きを読む
日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)によれば、24年度のドラッグストア(DgS)の売上高は10兆円の大台を突破し、30年度に13兆円の産業を目指す。飛躍を続けるDgS業態にとって、食品は調剤とともに成長の原動力の柱の一つだ。これからのDgSの…続きを読む
ロッテはナチュラルミネラルウオーター市場に参入する。16日に飲料ブランド「THE DAY」=写真=を立ち上げ、「ナチュラルミネラルウォーター」「スパークリングウォーター」の2品をドン・キホーテ、Amazon、TikTokShopなどで順次発売する。 …続きを読む