災害食特集2025
◆災害食特集:家庭用需要で急成長 栄養・健康面も配慮 多様な切り口で進化
自然災害に備えた食、災害食の重要性が増している。市場も拡大し、24年防災食品の国内市場は、富士経済調べで前年比21.4%増の261億円となる見通しだ(グラフ)。ただし、同市場規模は備蓄を想定し、3年以上保存できる商品が対象で、通常のレトルト食品や缶詰、カップ麺、グラノーラなど一般食品は対象外となる。このうち約7割が自治体や企業・団体など業務用だが、業務用の安定需要に加え、昨年1月の能登半島地震、同年8月の日向灘震源の南海トラフ地震情報の発表により、家庭用の需要も高まったこと
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◆災害食特集:家庭用需要で急成長 栄養・健康面も配慮 多様な切り口で進化
非常食・介護食他 特集 2025.08.04自然災害に備えた食、災害食の重要性が増している。市場も拡大し、24年防災食品の国内市場は、富士経済調べで前年比21.4%増の261億円となる見通しだ(グラフ)。ただし、同市場規模は備蓄を想定し、3年以上保存できる商品が対象で、通常のレトルト食品や缶詰…続きを読む
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災害食特集:農水省大臣官房新事業・食品産業部・阿辺一郎氏 災害食全体の成長目…
非常食・介護食他 特集 2025.08.04農林水産省の大臣官房新事業・食品産業部食品製造課原材料調達・品質管理改善室の阿辺一郎室長は、6月のFOOMA2025のセミナーで「災害食をめぐる政策動向」をテーマに講演した。その内容をまとめた。(佐藤路登世) ●研究開発など異業種連携支援 能登半…続きを読む
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災害食特集:ロート製薬 循環備蓄食品「ハートフード」3品発売
非常食・介護食他 特集 2025.08.04●高校、防災センターで普及活動 ロート製薬は今春、災害食市場に本格参入した。5年間の常温保存が可能で、非常時に開封してそのまま食べることができる、長期保存食でありながら、ローリングストックを意識し日常食としておいしく食べられる循環備蓄食品「ハートフ…続きを読む
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災害食特集:日本災害食学会 「阪神・淡路大震災30年」テーマに神戸で学術大会
非常食・介護食他 特集 2025.08.04日本災害食学会は8月23~24日、2025年度学術大会「阪神・淡路大震災30年~あの時、神戸から始まった食の防災・減災~」をテーマに開催する。会場は神戸市東灘区の甲南女子大学(23日)と、中央区の兵庫県立大学防災キャンパス(人と防災未来センター、24…続きを読む
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災害食特集:尾西食品 「尾西の栄養+」立ち上げ
非常食・介護食他 特集 2025.08.04非常用アルファ米最大手の亀田製菓グループ・尾西食品は、市場をけん引する商品を次々発売している。特に、増加する個人需要向け商品として発売した業界初のレンジアップが可能な「レンジ+(プラス)アルファ米」シリーズは、従来の保存性が高いアルミ蒸着フィルムから…続きを読む
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災害食特集:アルファー食品 玄米配合で健康配慮を
調理品・コメまわり品 非常食・介護食他 特集 2025.08.04アルファー食品は、アルファ化米中心に加工米飯を製造・販売する中で、「安心米」ブランドで長期保存食にも注力し、好調に推移している。全品が、特定原材料など(アレルギー物質)28品目不使用の食物アレルギーに対応商品となっている。 非常時の健康に配慮した商…続きを読む
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災害食特集:サタケフードサービス 「ななこめっつ」6品に
調理品・コメまわり品 非常食・介護食他 特集 2025.08.04サタケから食品事業本部を分社化して、7月1日設立されたサタケフードサービスは、独自のコメ加工技術を生かした長期保存が可能な乾燥米飯「マジックライス」シリーズを展開しており、同シリーズは今年2月、発売30周年を迎えた。この間、自然災害時の防災食として、…続きを読む
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災害食特集:川商フーズ ランチョンミート注力
缶詰 非常食・介護食他 特集 2025.08.04川商フーズは発売80年が近づくロングセラー「ノザキのコンビーフ」をはじめ、畜肉缶詰のフルラインアップ化を進め、収益拡大を図っている。特に注力しているのがランチョンミート類で、主力のコンビーフに次ぐノザキブランド第2の柱とするため育成中だ。 近年、お…続きを読む
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災害食特集:アイリスオーヤマ 自治体と災害支援強化
調理品・コメまわり品 非常食・介護食他 特集 2025.08.04アイリスオーヤマの食品事業は、飲料水と精米、パックご飯を中心に、災害時のライフラインとなる商品を展開している。21年、自社生産の「低温製法アルファ化米」を発売し、非常用災害食市場に参入。おかずも必要と同年、新潟の「ゆのたに」からレトルト食品と缶詰の事…続きを読む
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災害食特集:はくばく おかゆ2ブランド好調
調理品・コメまわり品 非常食・介護食他 特集 2025.08.04おかゆの食シーンが、体調の悪い時から日常食へと広がる中、はくばくは「日常食のおかゆ」をコンセプトにのレトルトおかゆを展開している。「暮らしのおかゆ」シリーズと、「グルメなおかゆ」シリーズの2ブランドを有し、多様化する消費ニーズに対応している。 「暮…続きを読む