本紙選定・2025年重大ニュース 食の安定供給、より重要に
安価な随意契約備蓄米販売開始で、売場に殺到する買い物客（ユニディ松戸常盤平店）
東京都内でトライアルGOの展開スタート（西荻窪駅北店）
廣田正氏
会見する勝木敦志GroupCEO（中央）ら
大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」人気も経済効果を押し上げた
◇危機的課題と活路が交錯した1年
2025年の食品業界はトランプ関税による危機的ムードで開幕し、コメ騒動を筆頭とする食糧供給不安、初の出生数70万人割れといった食を取り巻く課題が深刻化。年末にはサイバー攻撃がサプライチェーンに深い爪痕を残し、食の安定供給の継続に新たな試練を突き付けた。人口減少に伴う市場縮小も見据え、小売業界では大規模再編が加速。歯止めがかからない物価上昇や人手不足に対し、改正物効法の施行や食料システム法の成立など、持続的なサプライチェーンの構築へ法
