21世紀における卸売業のあり方(3)中間流通業の存在意義と期待される機能

連載 卸・商社 2003.08.04 9199号 6面

これからの消費構造と生活者ニーズに対応するため、そして、わが国の宿命的産業構造と社会的インフラ・商慣行とを考える時、そこには専門的中間流通業者の存在が必要になるはずである。しかし、現実的には「卸無用論」を主張する、あるいは卸売業の淘汰が先進国の存在の事例から考えて必然的である、という見解が存在する。それを反芻し、中間流通業の存在の可能性とその条件について整理してみることにする。 (1)必然的前提条件について

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら