宮城米「まなむすめ」試食会開く

宮城米マーケティング推進機構(宮城県仙台市、022・211・2813)は10月28日、ホテルオークラで、「お米のふるさと宮城から」をテーマに「平成11年度宮城米試食会」を開催した。

宮城の新米の美味しさを実感して貰うことで、評価向上と普及拡大を目的に、同機構が消費者、宮城米取扱い卸、宮城米使用飲食店を招いて毎年開催しているもので、今回は今年デビューした「まなむすめ」(栗原産)を試食した。

「まなむすめ」は、ひとめぼれを父に、チヨニシキを母に平成9年、宮城県古川農業試験場で誕生したもので、粘りとコシのある甘い、もち米っぽい味で、今年から市販された。

当日は約二〇〇人が参加、みやぎ夢大使、みやぎ米大使を勤める俳優の菅原文太氏のオープニングメッセージで幕を開けた。浅野史郎宮城県知事が「宮城県の作況は一〇二で、高温の影響が出ているが、まなむすめはおいしく育った。おいしかったことを自分の言葉で伝えて欲しい。また、宮城県での新規就農は約五〇人、平均年齢も六〇歳を超える。減反でコメを作れない農家もあり、もっとコメを食べよう」とあいさつした。

また、みやぎ夢大使のキャスター生島ヒロシ氏の進行で、菅原文太氏、浅野史郎知事、大堀哲全農宮城県本部運営委員会会長による「ごはんとーく」も開催、それぞれ宮城米に対する思いを語った。

試食会メニューは、まなむすめに宮城県産の海産物、秋鮭、帆立貝、椎茸、長茄子漬け、仙台味噌を使った味噌汁などで美味しさを満喫するものが提供された。

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