近畿・中国・四国版 伊丹かねてつ食品、春夏商品を戦列に

スープ 中食 1998.04.01 8351号 10面

伊丹かねてつ食品(株)(兵庫県伊丹市、0727・72・2266)は、1月半ばから、今年の春夏商品を順次戦列に加え、意欲的な商戦を展開している。

今期は、既に(1)具材の食感を生かし、若者向けに味付けを工夫したピリ辛タイプの揚げ物「ござるシリーズ」三品(ごぼうでござる、れんこんでござる、いかでござる)(2)カルシウムたっぷりの具材を使い、具材の歯ざわり・味を大切に造り上げた「骨っぽシリーズ」二品(骨っぽちくわじゃこ入り・骨っぽちくわいか入り)(3)瀬戸内海で獲れた新鮮な魚と沿岸で取れた天然塩を使った、こだわり逸品シリーズの「瀬戸内讃歌」(4)女性に人気のくるみを入れた、新大陸シリーズの「新大陸のくるみフライ」などを新発売するとともに、鯛を主原料に使い、旨み・食感を引き出した「生食シリーズ」(ごぼうてん・串てん・ひらてん・白てん)を、従来のトレータイプからピロータイプにリニューアルし、積極的な拡売に取組んでいる。

こうした新しい商品群の中にあってとりわけ好評なのが「瀬戸内讃歌」。同品は「おさしみ風うおさし」「お魚とうふ」に続く第三弾。瀬戸内海の天然の塩と小魚を主原料にしたフライ製品。そのまま食べても、従来になかった食感と魚のおいしさが楽しめるとともに、いろいろなスープなどと合わせ幅広い料理に使えるのも、消費者から高い支持を得ている要因。

三個入りが一パック(一ケース一〇入り)で、希望小売価格二〇〇円。

なお、従来品についても「おさしみ風うおさし」や「お魚とうふ」シリーズが大手量販店で定番化されるなど、着実に販路を拡大。長畑正雄営業部長は「当面は、近畿圏を中心に足下を固め、消費者志向に立って量販店での販売比率を高めていきたい」語り、新規チャネルの開拓に意欲をみせている。

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