コメ卸異例の声明「不適切対応ない」 薄利体質かねて問題視
随意契約による政府備蓄米放出などトピックはあっても、今回のコメ騒動は収束の兆しが見えていない。議論の一つが今後の適正米価で、農家生産費が販売価格を上回ることが焦点となっている。だが、流通や精米を担うコメ卸の薄利体質もかねて問題視されている。業界大手・木徳神糧の今第1四半期(1~3月)米穀事業セグメントの営業利益は19億2900万円と前年の487.4%に上った。だが慢性的な低利益水準にもかかわらず、「卸の利益が約5倍」とやり玉に挙げられている。(佐藤路登世)
そもそも今回のコ