伊勢惣、すぐ漬けられるぬか床 漬物桶「つかっ樽」開発

漬物・佃煮 1997.02.12 8165号 7面

(株)伊勢惣(東京都板橋区、03・3934・7455、足立開作社長)はこのほど、冷蔵庫での使用がもっとも理想的な漬物桶を開発(実用新案登録済み)し、完熟・手軽・すぐ漬けられる仕上がりぬか床をニューモデルにした「つかっ樽」を新発売した。

同社社長は「すぐ漬けられる熟成済みぬか一・五キログラム+補充椎茸ぬか五〇〇g入りで、容器のデザインと手間入らずの簡便さが受け、発売時から若い夫婦の間で評判を呼んだ」と語る。

特徴も新鮮な米ぬかから作りだした「ぬか床」なので、床を上下一度かき混ぜて出来上がり、すぐにお好みの野菜を入れてOK。ぬか床は自然発酵させているので、香りはとても良く、キュウリ、ナス、ダイコン、カブ、ニンジン、ピーマン、キャベツ、ミョウガその他なんでも漬けられる。

また、米ぬか中には、ビタミン〓が二・五ミリグラム、ナイアシンが二五ミリグラム、カルシウムが四六ミリグラムと健康上大切な栄養素が多量に含まれており、このぬか床は、米ぬかを適量の塩と水で発酵させ、乳酸菌の働きによって独特のうま味と、ぬかの栄養分を野菜の組織に浸み込ませ、野菜の持つ自然の栄養素を一〇〇%生かす合理的なぬか床。

一方、容器は実用新案登録済みで、攪拌に支障がなく冷蔵庫に保管したときに場所をとらず、キュウリなどの長物を全形のまま漬けることができる。

小売標準価格、二キログラム(一・五キログラム+椎茸補充ぬか五〇〇g)で一一〇〇円。

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