緑茶特集 北陸3県お茶紀行 福井の豆入り番茶
福井、石川、富山の北陸三県はそれぞれ独特の茶文化をもっている。富山県には後発酵茶(黒茶)を使った「バタバタ茶」の喫茶習慣が今も生き続けている(別掲)し、石川県では「加賀の棒ほうじ茶」といわれるくき茶だけを焙じたお茶が主力である。しかし、隣の福井県に移ると、「豆入り番茶」が主力となる。隣あわせていながら三県三様、これほど際立った喫茶文化を持ち続けている地域はない。ちなみに、京都、兵庫を隔てた山陰の鳥取、島根では抹茶入り玄米茶が主流である。このように日本海に面した各県にはそれぞれ
関連ワード:
緑茶特集