ホッピービバレッジ、首都圏限定「赤坂地ビール・黒ハーフ」8月上旬発売

酒類 1995.07.24 7900号 3面

ビール風味の焼酎割り飲料「ホッピー」を発売しているホッピービバレッジ(株)(東京都港区、03・3583・8255、旧コクカ飲料、7月7日付で社名変更)では、3月28日付でビール製造本免許を取得して地ビール事業に参入、8月上旬から第一弾商品として「赤坂地ビール・黒ハーフ」を発売する。

黒ビール風味の地ビールとしては国内初で、またびん詰の地ビール発売は首都圏では初めて。隅田川ブルーイング(東京)に次ぐ、首都圏では二番目の地ビールとなる。

「赤坂地ビール・黒ハーフ」は、アルコール分五度、三三〇ミリリットルで一びん二九〇円の小売価格を予定している。商品ネーミングは、同社本社が東京・赤坂にあることから命名した。販売地域は首都圏のみで、同社ホッピー取引店を通じて販売されるが、今後PBの受託生産も積極的に手がける方針。初年度一万ケース(二四万本)の販売を見込む。

ビールは、低温でじっくり発酵させる「下面発酵ビール」を採用、引きしまった苦味に深いコクとまろやかな香りが特徴。「黒ハーフ」としたのは、黒ビールとラガービールの中間タイプの「ブラック&ラガー」として、地ビール本来のオリジナル性を引き出すために採用した。なお、ピルスナータイプ(ラガー・生樽タイプ)も順次発売していく予定。

同社の石渡光一社長は「ホッピーは原材料がビールと一緒なので地ビール参入には抵抗がなく、免許もいきなり本免許をいただいた。ブルワリーのジョッキでのむビールとは一味違う、びん詰め地ビールを是非、試飲してもらいたい」と話している。

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