秋田県酒造組合、好適米「吟の精」採用「秋田旬吟醸」10月1日から東北・首都圏で発売
秋田県酒造組合(秋田市、0188・63・6455)は、秋田県醸造試験場と共同で開発した“秋田流・花酵母(AK‐1新酵母)”を使った純米大吟醸酒「秋田旬吟醸」を今年も10月1日から東北および首都圏の有名百貨店、酒販店で発売する。
“秋田流・花酵母”は、清酒の香りを構成する成分が、通常の酵母に比べ約二倍多く低温発酵性が高く有機酸の生成が少ない特徴があり、「含み香」の高いソフトな吟醸酒に仕上がった。
昭和62年から新酵母開発を進め、商品販売は平成3年から。使用酒米は過去二回「秋田産美山錦」に限定されていたが、今年から県農業試験場と醸造試験場、酒造組合が共同開発した酒造好適米の新品種「吟の精」をとり入れた。
醸造は県内三八メーカーが参加している。価格は三〇〇〇~四〇〇〇円(メーカーにより独自価格)、容量七二〇㍉㍑。