ハウス食品工業㈱（本社‐東大阪市、０６・７８８・１２３１）は、ポテトスナック「オー・ザック（Ｏ，ＺＡＣＫ）」を７月上旬から近畿地区で新発売する‐写真‐。九〇年３月、関東地区発売以来、順次発売地区を拡大。今回の西日本地区発売で全国発売となる。

「オー・ザック」は、米国アイダホ産のポテトを、特許バブリン製法で、凹凸をつけてフライングすることにより、ザクッとした、食感とポテトの風味豊かなおいしさを生かしているのが特徴。

タイプは、“あっさり塩味、と“チキン＆オニオン”の二種類あり、小売り価格はいずれも一三〇円。

同製品は、もともと米国大手スナックメーカー・キーブラー社との技術提携により生まれたもので、同社の大ヒット商品が原型となっている。

こうした技術的な裏付けもあり、同製品も発売以来、中高生などヤングを中心とした幅広い層に浸透。ハウス食品によると、既発売地区のある地域では袋ものポテトチップス市場で二〇％シェアを確保。また売上げ推移でも、九〇年を二〇〇とした九二年実績では三一九％の高伸長を示しているという。

同社では、今回の西日本地発売にあたっても既発売地区同様に、タレントの田中義剛氏を起用したテレビＣＭを積極的に投下、拡販に向けてのバックアップを行っていく方針だ。