バイオ・エコシステム:生物処理における微生物自己造粒法(前編)
生物処理における微生物自己造粒法について、今号と次号の2回にわたり解説する。 ◆微生物の自己造粒法の特徴 微生物の自己造粒(自己グラニュレーション)は、生物の高濃度化および固液分離性の向上の観点から注目されている。自己造粒とは、微生物を付着させるための担体※1や包括固定化のための寒天様の高分子ゲルを用いずに、微生物自身の持つ凝集性により粒状微生物塊(グラニュール※2)が形
生物処理における微生物自己造粒法について、今号と次号の2回にわたり解説する。 ◆微生物の自己造粒法の特徴 微生物の自己造粒(自己グラニュレーション)は、生物の高濃度化および固液分離性の向上の観点から注目されている。自己造粒とは、微生物を付着させるための担体※1や包括固定化のための寒天様の高分子ゲルを用いずに、微生物自身の持つ凝集性により粒状微生物塊(グラニュール※2)が形