カレー特集:うどんダイニング するり「うどんめし カレー」
◆和と洋の絶妙コラボ うどんとライスをソースでつなぐ
カレーうどんとライスの組み合わせはよくあるが、新宿歌舞伎町の「うどんダイニング するり」の「うどんめし」は、一つの皿に、下からバターライス、チーズ、うどん、ソースの順に重ねた新感覚の逸品。
ソースはカルボナーラ、カレー、トマトクリーム、バジルクリーム、クリームナポリタンオム(新宿店限定)の5種類からチョイス。どれも、高級和食店を経営するテスタジャパンならではのだし汁を使用していることが特徴だ。鯖節、鰹節、アゴ、利尻昆布、どんこからとっただし汁をそれぞれのソースに加えることで、洋風ソース、うどん、バターライスという洋と和が調和する。
来店客が、同店の「うどんカルボナーラ」の残ったソースとライスをリゾット風にして食べていた姿がヒントとなりメニューが誕生。しかし、「開発当初、器にバターライスを盛り、うどんをのせ、ソースをかけたんですが、ライスが浮き上がってきてソースとまじり見た目が美しくなかった」と木下祐一郎料理長は語る。そこで、バターライスとうどんの間に溶けるチーズを挟み、ライスを閉じ込めることで見た目の美しさも維持することに成功。ガッツリ系の“男めし”を狙ったメニューだったが、今や女性客のオーダーが圧倒的に多くなっている。
●店舗情報
「うどんダイニングするり」 所在地=東京都新宿区歌舞伎町129 シタディーンセントラル新宿東京 2階/開業=2012年8月/坪数・席数=約80坪・103席/1日平均客数=昼50人、夜150人