今年3月から半年かけ生命線の“品質”を守りながら移転を進める新工場(北蒲原郡聖籠町)
カップタイプからピロー包装まで展開。袋タイプの構成比が高い
●新工場へ移転も品質の安定目指す 【新潟】新潟県内は味噌メーカーの廃業・休業が目立つ。一方、糀(こうじ)や甘酒を商品化するなど多様な事業展開で生き残りを探るメーカーもある。そんな中で、「品質本位」をモットーに、愚直に味噌作り一筋で新潟市内に根付いているのが渋谷商店だ。今年は工場移転の一大事業に取り組む。熟成の工程があるため新工場ですぐ同じ品質が出せるわけではなく「今の味を守ることが大事」(渋谷信夫代表取締役)として半年がかりで品質の安定を目指す意向