全国味噌特集:九州地区=新包装形態根付くか
2024.09.25九州味噌業界では、価格改定部分での数量減はいまだ根強い。ただ、中には価格改定の影響が小さいという商品もある。例えば原料産地を限定した味噌だ。宮島醤油の「産地限定合わせみそ生」は、毎年実績が伸び続けているとしている。容量別では、企業によっては小容量のも…続きを読む
日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1061店舗から構成されたデータ)を分析し、2024年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には引き続き大手メーカーの主力商品が並ぶ。また、地域性の高い味噌や、液味…続きを読む
佐野味噌醤油は1934年創業の味噌専門店だ。佐野みそ亀戸本店(東京・亀戸)を中心に、各店舗ではメーンの味噌量り売りコーナーや210gの「噌(にぎやか)カップ」のほか、漬物や麹などの食品も扱っている。イートインや社内資格制度などを始めたのは3代目の佐野…続きを読む
欧州・北米での「MISO需要」が高まっている。味噌は農林水産省の輸出重点品目27品目に指定されており、昨年10月には輸出促進法に基づき、全味工連が品目団体に認定された。今後も加速が予想される味噌の輸出動向に注目したい。 財務省貿易統計によると、20…続きを読む
全国46組合781社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)によると、24年上期(1~6月)の出荷量は17万0186tと前年比3.6%減だった。前年より6405t減少した。有力メーカーの本社工場減産の影響が大きく、24年通期も前年の総出荷量3…続きを読む
●原料米の高騰続く 24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整などで大きく減…続きを読む
味噌のもう一つの主原料である米穀も、値上がりと量の確保が課題である。 ミニマム・アクセス(MA)米は供給・価格ともに厳しい状況が続くとされる。令和6(24)年1~3月長期販売の価格は、アメリカ米が1t当たり16万6200円(前回より7600円の上昇…続きを読む
消費者庁が策定した「食品添加物の不使用表示ガイドライン」により、「無添加」「不使用」などの食品表示に関する規制が設けられた。「無添加」を付加価値の一つにしてきた味噌業界でも対応が求められており、各社は、「無添加」に代わる新たな価値創造に向けて動き出し…続きを読む
四国4県の中で最も味噌生産量の多い徳島県。平安時代以前から大豆栽培や製塩が盛んであったため味噌造りが発展し、徳島藩主の蜂須賀家政公に御膳に供された「御膳味噌」は今も地域の食卓で親しまれる。同県の味噌市場をけん引するかねこみそとヤマク食品も、こだわりの…続きを読む
「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を0…続きを読む
竹屋本社併設の「タケヤ味噌会館」(諏訪市)に昨年12月オープンした「信州味噌ラーメン竹屋本店」が、地元市民や観光客らの人気を集めている。 味噌の需要が停滞する中、加工用など新たなニーズ開拓につなげようと、「タケヤみそ」の販売を行う中部タケヤが出店。…続きを読む