全国味噌特集2025

全国味噌特集:長野地区=新時代向け価値再構築

調味料 特集 2025.09.24 13003号 08面
大手メーカーの占有率が高まる量販店の棚。中小各社は国産訴求やブランドの再構築などで生き残りを目指す(写真は松本市内のスーパー)

大手メーカーの占有率が高まる量販店の棚。中小各社は国産訴求やブランドの再構築などで生き残りを目指す(写真は松本市内のスーパー)

マルコメ「料亭の味 生みそ」

マルコメ「料亭の味 生みそ」

竹屋「塩ひかえめ」

竹屋「塩ひかえめ」

マルマン「国産生 減塩20%」

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マルマン「国産生 コクの極み」

マルマン「国産生 コクの極み」

マルモ青木味噌醤油醸造場「善光寺平 白」

マルモ青木味噌醤油醸造場「善光寺平 白」

上高地みそ「鉄火なすのみそ」

上高地みそ「鉄火なすのみそ」

 信州味噌の地元長野県は、トップメーカーから小規模な蔵まで100近い製造業者が軒を連ね、全国出荷量における県のシェアは約60%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会まとめの県の25年1~6月の味噌実出荷量は10万3752t、前年を4.2%上回った。
 全国の実出荷量も同2.2%増と増えているが、県実績がそれを上回った背景にはカテゴリー市場の寡占化が鮮明な大手のけん引に加え、愛知県のマルサンアイの味噌製造撤退による代替需要の拡大もある。県内メーカーに今夏の販

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