全国味噌特集2025
全国味噌特集:出荷=25年上期は2.2%増 3年ぶり上向き推移
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◆全国味噌特集:需要つかみ市場底上げ 価値伝える機会重要
調味料 特集 2025.09.24味噌市場では2025年上期(1~6月)の出荷量が3年ぶりに前年同期を上回り、ダウントレンドに小休止が入る形となった。下期の動向は依然懸念点である原料米がネックとなりそうだ。中長期的に見ると市場の縮小は免れない中、業界各社は時代の要請に合わせた形態や風…続きを読む
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全国味噌特集:出荷=25年上期は2.2%増 3年ぶり上向き推移
調味料 特集 2025.09.24全国46組合736社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)によると、25年上期(1~6月)の味噌の出荷量は17万3880tとなり、前年比2.2%増だった。ダウントレンドの中で微増した22年上期以来3年ぶりに前年を上回り、コロナ禍以降加速して…続きを読む
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全国味噌特集:輸出=拡大に向け促進強化 勢い落ちるも順調
調味料 特集 2025.09.24人口減少社会における国内消費の縮小が免れない中、業界各社は海外にも目を向けて伝統的な食品である味噌の輸出拡大を目指す。23年に品目団体に認定された全味工連では、国からの補助を受け輸出促進事業を強化。参加組合員数も年々増加する中で国際見本市への出展など…続きを読む
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全国味噌特集:農研機構 大豆・根粒菌の共生系開発 温暖化抑制の貢献に期待
調味料 特集 2025.09.24農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は温暖効果ガスの一つである一酸化窒素(N2O)削減効果を高める、大豆と根粒菌の共生系を開発した。現在、大豆は食用・飼料用・搾油用と需要の増加に合わせて作付面積も世界的に拡大傾向にある。同研究の活用により地球温…続きを読む
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全国味噌特集:新商品=時短・簡便ニーズに対応
調味料 特集 2025.09.24大手メーカーを中心に秋冬向けの味噌の新商品が出揃った。バリエーションの増加で潜在的ニーズにアプローチするほか、即席味噌汁や液味噌など時短・簡便需要に応える商品が存在感を示した。(志賀愛美) 業界最大手のマルコメは、主力の「料亭の味」無添加タイプを「…続きを読む
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全国味噌特集:25年上期POSデータ分析=主力・定番品で売れ筋上位安定
調味料 特集 2025.09.24日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に集計した全国約1060店舗から構成されたデータ)を分析し、2025年1~6月の味噌の売上げランキングを作成した。上位には大手メーカーの主力や地域の定番商品が並び安定した傾向を見せる中、新し…続きを読む
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全国味噌特集:本の紹介=山田玲子著『味噌上手 MISO LOVE』
調味料 特集 2025.09.24●料理研究家伝える味噌の魅力 料理研究家の山田玲子氏が味噌の魅力を伝えるレシピ本「味噌上手 MISO LOVE」がK&M企画室から刊行された。全文英訳併記が特徴の本書では味噌を手軽に食べてもらうために考案したレシピのほか、味噌の製造工程や、麹や発酵…続きを読む
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全国味噌特集:北海道地区=観光客増で業務用好調
調味料 特集 2025.09.242025年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は1万0058t(前年比0.1%減)、仕込み数量9936t(同0.3%増)となった。北海道味噌は辛口の米味噌、麹歩合はやや高く塩分は控えめ、すっきりした芳香温和な味が特徴。道内…続きを読む
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全国味噌特集:関東地区=配荷増目指し提案強化
調味料 特集 2025.09.242020年の国勢調査によると関東1都6県の人口は総人口のおよそ35%。関東エリアの売場には大手の売れ筋品やPB品が棚を占め、中小の主力や地方の定番品が食い込むハードルは高い。一方で小容量カップが増え、液状タイプや即席味噌汁など単身世帯や節約志向にマッ…続きを読む
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全国味噌特集:長野地区=新時代向け価値再構築
調味料 特集 2025.09.24信州味噌の地元長野県は、トップメーカーから小規模な蔵まで100近い製造業者が軒を連ね、全国出荷量における県のシェアは約60%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会まとめの県の25年1~6月の味噌実出荷量は10万3752t、前年を4.2%上回った。 全国…続きを読む
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全国味噌特集:関西地区=強み生かし商機獲得へ
調味料 特集 2025.09.24関西各地の2025年1~6月の味噌実出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、京都2185t(前年比4.7%増)、兵庫396t(同4.5%増)、大阪247t(同1.2%減)、紀州92t(同8.9%減)、奈良61t(同5.2%増)、和歌山37t(同5…続きを読む
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全国味噌特集:中部地区=消費者との接点づくり
調味料 特集 2025.09.24中部地区のメーカー各社は仕入れコストなどの上昇を受けて、適正価格での販売を目指し、価格改定を相次いで実施している。 一般消費者との接点づくりに注力、高まる健康意識に応える形で、品質と製法などに徹底的にこだわり、商品価値に重きを置くメーカーが目立って…続きを読む
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全国味噌特集:四国地区=GI登録で振興の機運
調味料 特集 2025.09.24四国4県の25年1~6月の実出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、徳島県2792t(前年比0.7%増)、愛媛県491t(同4.8%減)、香川県141t(同0.7%増)、高知県6t(前年並み)となった。3月に「御膳みそ」がGI(地理的表示保護制度…続きを読む
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全国味噌特集:九州地区=地域産原料、一つの鍵
調味料 特集 2025.09.24九州味噌業界を見渡すと、前年比実績でみた際に「数量が厳しい」という声をよく聞く。そのような中で、原料産地にこだわった商品には根強い支持がある。例えば、マルヱ醤油の「九州産原料あまくち」。毎年売上げが伸び続けているという。好評さを踏まえ、同社は今年減塩…続きを読む