全国味噌特集2025

全国味噌特集:農研機構 大豆・根粒菌の共生系開発 温暖化抑制の貢献に期待

調味料 特集 2025.09.24 13003号 05面
N2O排出量の計測、筒をほ場に刺して経時的に中の空気を抽出してサンプリングし計測する(画像提供=農研機構)

N2O排出量の計測、筒をほ場に刺して経時的に中の空気を抽出してサンプリングし計測する(画像提供=農研機構)

研究内容を発表する生物機能利用研究部門の今泉(安楽)温子グループ長(右)と西田帆那研究員

研究内容を発表する生物機能利用研究部門の今泉(安楽)温子グループ長(右)と西田帆那研究員

農研機構が開発した「リゾフレームシステム」により、土壌中のマメ科植物の根と根粒菌の相互作用を非破壊のまま連続的な観察が可能となった

農研機構が開発した「リゾフレームシステム」により、土壌中のマメ科植物の根と根粒菌の相互作用を非破壊のまま連続的な観察が可能となった

 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は温暖効果ガスの一つである一酸化窒素(N2O)削減効果を高める、大豆と根粒菌の共生系を開発した。現在、大豆は食用・飼料用・搾油用と需要の増加に合わせて作付面積も世界的に拡大傾向にある。同研究の活用により地球温暖化抑制への貢献が期待されるとして、5日、同生物機能利用研究部門の今泉(安楽)温子グループ長と西田帆那研究員が東京都内で発表した。
 地球温暖化の一因である温室効果ガスは、二酸化炭素(CO2)、メタン(C

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