全国46組合781社が加盟する全国味噌工業協同組合連合会(全味工連)の調べによると、24年通期(1~12月)の味噌出荷量は35万5885tと前年比2.6%減だった。出荷量の推移を見ると、12~19年までは前年から1000~5000tずつ減少していたが…続きを読む
24年の味噌市場は、食品全体の価格改定や市場縮小の影響を受け前年を下回って推移した。特に主原料の一つである原料米穀の調達難と価格上昇に、各メーカーは苦戦している。原材料のほか、包装資材や物流費、為替の影響もあり、各社は度々の価格改定を重ねるが、コスト…続きを読む
24年上期(1~6月)の味噌市場は、出荷量が前年同期を下回った。食生活の変化や時短・簡便性の訴求、人口減少が招く市場全体のシュリンクなど、要因は多々挙げられる。昨年、中国による水産物加工品の輸入停止や北米の在庫調整など […]
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九州味噌業界では、価格改定部分での数量減はいまだ根強い。ただ、中には価格改定の影響が小さいという商品もある。例えば原料産地を限定した味噌だ。宮島醤油の「産地限定合わせみそ生」は、毎年実績が伸び続けているとしている。容量別では、企業によっては小容量のも…続きを読む
四国4県の24年1~6月味噌出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、徳島県2772t(前年比1.3%減)、愛媛県516t(同0.6%減)、香川県140t(同7.3%減)、高知県6t(前年並み)となった。競合他社参入や人口減少が進む厳しい市場環境を…続きを読む
中部地区のメーカー各社は仕入れコストなどの上昇を受けて、昨年に続き価格改定を実施している。それに伴い販売数は減少基調にあり、依然として市場環境は厳しい状況だ。また、中部地区の有力メーカーが来年3月にこれまで多くの味噌を供給していた本社工場の閉鎖を発表…続きを読む
2024年1~6月の関西各地域の味噌出荷量(全国味噌工業協同組合連合会調べ)は、京都2087t(前年比3.0%増)、大阪250t(同4.2%減)、兵庫379t(同8.0%増)、奈良58t(3.3%減)、紀州101t(同1.9%減)、和歌山39t(2.…続きを読む
「信州味噌」の地元、長野県はトップメーカーから小規模な蔵まで、約100の製造業者が軒を連ねる味噌の一大産地だ。全国出荷量における県のシェアは、約55%に及ぶ。全国味噌工業協同組合連合会がまとめた2023年の県味噌実出荷量は20万2510tで、前年を0…続きを読む
関東首都圏では、全国各地の有力メーカーの定番商品が棚に並ぶ一方、個食や節約志向に応える小容量カップや液味噌タイプ、国産原料など多様化する需要に応えるアイテムが増えている。付加価値には麹や減塩に加えて、有機原料が新たに台頭しつつある。簡便性や即食性への…続きを読む
2024年1~7月の北海道内味噌出荷数量(北海道味噌醤油工業協同組合調べ)は9905t(前年比6.8%減)、仕込み数量1万0067t(同6.3%減)となった。国内外からの観光客やツアーでにぎわいを取り戻してきた要因から、ホテル、ラーメン店、居酒屋、飲…続きを読む