山崎製パン、精鋭100人の「Mクルー」 パン食普及など最前線で奮闘

「Mクルー」の窪田千優さん

「Mクルー」の窪田千優さん

子どもたちは真剣にサンドイッチづくりに挑戦した

子どもたちは真剣にサンドイッチづくりに挑戦した

山崎製パンが誇る独自のスタッフ「Mクルー」は、全国各地の20工場の営業部門に所属する従業員の中から選抜された約100人で構成する。パン食メニューをはじめ、食育に関する情報など幅広い知識を習得し、消費者とのコミュニケーションを大切にしながら、スーパーや量販店の店頭などで、パンを手軽によりおいしく食べられる、サンドイッチのレシピを実演し、新しいパン食メニューを提案。また、パンと相性の良い食材の紹介とともに、栄養バランスなどの食に関する情報を直接伝えると同時に、親子サンドイッチ教室では講師を務め、子どもたちにつくることの楽しさや食べることの大切さを伝える。2018年は、小売店頭でサンドイッチの実演と提案を約7700回、サンドイッチ教室を約800回実施。「ヤマザキパンの顔」として、パン食の普及とファン獲得に重要な役割を果たす。

同社が20日、「山崎製パン総合クリエイションセンター」で開催した、千葉県市川市地域の親子を対象にした「ヤマザキッチン親子サンドイッチ教室」で「Mクルー」の実力の一端を垣間見ることができた。

今回の教室は、創業の地である、市川市への地域貢献の一環として市川地域の親子約30組を招待し、午前、午後の2回開催した。当日は、4人の「Mクルー」に加え、本社広報、クリエイションセンターからも社員が応援に駆け付けた。調理実演と食育を務めた窪田千優さんは松戸工場営業課量販係所属の「Mクルー」だ。

「Mクルー」は、会場のセッティング、食材の準備などを行った後、子どもたちを出迎える。子どもたちが到着すると、子どもたちの目線に合わせ、元気よくあいさつし受付を行う。エプロン、帽子の着用を手伝いながら、名前を聞き、ひらがなで大きく帽子に記載した後は、手洗いをサポート。全員がそろったところで、サンドイッチ教室が始まる。窪田さんは、あらためて自己紹介した後、朝食を食べることの大切さを子どもたちとコミュニケーションをとりながら分かりやすく伝える。

また、その日に使用する「ロイヤルブレッド」「ふんわり食パン」の特徴を説明。サンドイッチづくりでは、「ロイヤルブレッド」や海苔、かにかまとパンのミミを使用した「磯の香りのロールサンド」と地元市川市の名産、ナシのジャムやヨーグルトを使用した「フルーティーヨーグルトサンド」をつくった。

パン切り包丁など刃物を子どもたちに使わせないのではなく、包丁の取り扱いを丁寧に説明した上で使わせている。同社の配送トラックを模した紙製の容器に盛り付けて作業は終了。食育の話では、一日に「何を」「どれだけ」食べたらいいのかを、コマの形と料理のイラストで表現した「食事バランスガイド」のパネルを活用し、「磯の香りのロールサンド」に使用した食材が、コマのどの部分にあたるかをクイズ形式で子どもたちに聞きながら進め、食事において栄養をバランス良く食べることの大切さを伝えた。

子どもたちが自分でつくったサンドイッチを食べ教室は終了。帰りには「ロイヤルブレッド」をはじめ同社商品、レシピリーフレット、エプロン、帽子に加え、親子で写った写真などが土産として渡された。(青柳英明)

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