森永乳業、新ドリンクヨーグルト発売 業界初、常温で保存 EC市場に先行投入

 森永乳業は6月8日から、ヨーグルト業界初となる常温保存可能なドリンクヨーグルト「1日不足分の鉄分 のむヨーグルト」=写真=を新発売する。同社独自のロングライフ製法とノウハウを結集し、6年をかけて開発。保存時の利便性に対して高いニーズがあるEC市場に先行投入し、「まとめ買い」などによる日々の健康サポートへの貢献を目指す。

 同社は1970年代にロングライフ製法による長期保存可能な牛乳を製造して以来、飲料、デザート、流動食、豆腐など多くの長期保存可能な商品を開発してきた。同品は風味や外観の変化を抑制する検討を重ね、200品以上の試作を経て完成させた。1日不足分の鉄分4.6mg、食物繊維5.4g、シールド乳酸菌を配合し、常温で120日の賞味期限を実現。特に、「食事のバランスが不規則になっている」など、現代の働く女性の悩みの解消に貢献していきたい考えだ

 近年は共働き世帯の増加やスマートフォンの普及を背景に、物販EC市場は急成長を続けており、中でも食品カテゴリーは5年前の1.5倍の規模に拡大している。同社では1月にEC事業統括部を創設し、「いつでも・どこでも・ECでも」を合言葉に、乳で培った研究・開発技術を生かした健康・栄養に貢献する商品の提供を進めている。(小澤弘教)

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