ポッカサッポロフード&ビバレッジ、産地応援に貢献 「TOCHIとCRAFT」拡充
ポッカサッポロフード&ビバレッジは、日本各地の希少素材にこだわった商品を提供する「TOCHIとCRAFT」シリーズのラインアップを拡充する。“北海道産契約栽培とうもろこし”を100%使用した「北海道コーン茶」=写真=を3月15日から全国で新発売する。希少素材を使用した商品を提供し、生産者の思いや各地の魅力を発信することで産地と消費者をつなげ、産地応援にも貢献していく。
新発売する「北海道コーン茶」は、国産の安全・安心な食糧生産の向上を目的に、2011年から北海道で栽培を開始した“北海道産契約栽培とうもろこし”を使用している。この北海道産コーンをじっくりと丁寧に粒のまま直火焙煎することで、香ばしさを引き出し、コーンの香ばしく甘い香りと、すっきりした味わいを実現している。現在、国内のコーンの消費の多くは輸入品に頼っており、希少な素材となる国産コーンの新たな文化を伝えていく。
加えて、宮城県産六条大麦を100%使用した「伊達麦茶」を2月22日からリニューアルし、無糖茶の強化を図る。「伊達家伯記念會公認麦茶」として認定されたことから、商品名を従来品から「伊達麦茶」に変更し、容量も525mlから600mlに増量する。パッケージ正面に「東北宮城 大麦100%」を配置し、宮城県産の大麦を応援していく。
さらに、夕張メロン果汁を使用した「北海道夕張メロンソーダ」のパッケージ正面に「TOCHIとCRAFT」の新ブランドサイトへつながる2次元コードを配置し、夕張市農協との取組みを楽しめるようにパッケージを刷新し、3月22日から発売する。
1月29日にオンライン開催した発表会で、黒柳伸治価値創造飲料事業部部長は「『価値創造』とは『新しい』を造っていくことだと考える。特徴あるブランドを活用し、市場の切り取りやファン化を推進していく。『TOCHIとCRAFT』では、FOCUS(こだわり)の具現化によるファン拡大を目指す。素材を使用するだけではなく“生産者の想い”“地域との連携”“その土地が持つ文化”といった社会価値や地域の魅力も一緒に発信していく。各地のおいしい文化を広めるなど、共創的な取組みを広げ、産地応援などにもつなげていく」と語った。(本吉卓也)