インテグリカルチャー、臓器間相互作用での培養肉生産法に成功
●無血清でコスト試算60分の1
細胞培養スタートアップのインテグリカルチャーが、世界初となる臓器間相互作用原理での培養肉生産方法を樹立した。同社保有の汎用大規模細胞培養システム「CulNet system(カルネットシステム)」による“無血清”基礎培地を用いるもので、ニワトリ・カモの肝臓由来細胞を培養することに成功した。高額な血清を用いないため、培養肉の課題であったコストを実に60分の1(試算)にすることができるなど、注目を集めそうだ。