「FABEX東京」4月13~15日開催 初の「お米未来展」も

総合 展示会 2022.04.11 12385号 01面
昨年はコロナ禍でも多くの来場者でにぎわった

昨年はコロナ禍でも多くの来場者でにぎわった

 日本食糧新聞社は13~15日、「FABEX東京2022」を東京ビッグサイト東展示棟4~6ホールで開催する。先行き不透明な時代、「未来型・食ビジネスの新たなミッションに向けて!」をテーマに、食の未来を切り開く最新情報を発信。585社が878小間を形成する。同展は国内最大級の業務用食品・食材、容器の総合展「第25回ファベックス2022」と、和洋菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の開発展「第19回デザート・スイーツ&ベーカリー展」(協同組合全日本洋菓子工業会と合同主催)2展総称だが、今回、主食「コメ」に焦点を当てた需要創造型展示会「お米未来展」も初開催する。多くの食品の値上がりに加え、ウクライナ危機による小麦粉の高値や供給不安が広がる中、注目されるのは必至だ。

 そのほか、PBとOEMに特化した「第10回食品&飲料OEMマッチングEXPO」とグルテンフリーやオーガニック、ビーガンなど「プレミアム・フードショー2022」「2022麺産業展~そば・うどん~」も揃い、国内最大級の食の見本市となっている。

 会場には日本の食品産業を代表するサプライヤーが集結し、バイヤーや開発担当者とのビジネスマッチングを展開。ファベックス展は「ニューノーマル時代、中食・外食・内食の融合と深化」、デザート・スイーツ&ベーカリー展(デザート展)は「専門性と多様性を紡ぐ、デザート・パン文化の新時代」をサブテーマに掲げ、最新の発想や食品・食材、技術などを発信し、業界課題解決への貢献を目指す。

 講演会ではファベックスとデザート展に、「お米未来展」も加わり、多彩な講師による業界最新動向や商品開発のヒントとなる主催者特別セミナーを3日間にわたり開催。イベントでは「惣菜・べんとうグランプリ」や「介護食品・スマイルケア食品コンクール」受賞商品紹介コーナーほか、人気の「INNOVAグローバルトレンドゾーン」には、最新トレンドや商品開発・マーケティングアイデアなど情報満載となっている。

 さらに、デザート展内「第14回グラス(氷菓)を使ったアシエットデセール・コンテスト」や、食品ロスをテーマにした「ファーストトライアルコンペティション」に加え、「お米未来展」実演コーナーでは、米粉料理第一人者の大塚せつ子氏による料理実演ライブを実施。健康を考えたおいしいグルテンフリーの料理やスイーツの試食が、話題を呼びそうだ。(佐藤路登世)

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