オハヨー乳業、銭湯イベントで「昔なつかしアイスクリン」プレゼント
オハヨー乳業は3~5日、東京都豊島区のサンシャインシティで開催された「さんしゃいんの湯2023」に協力し、「昔なつかしアイスクリン」プレゼント企画を実施した。イベントで足湯につかった後の抽選で、3日間で360人に同品とオリジナル木さじセットをプレゼント。風呂上がりの「チルする(ゆっくりくつろぐ)」時間を提供した。
「昔なつかしアイスクリン」は、1987年に発売したロングセラー商品。2020、21年のリニューアルや在宅時間の増加によるアイス需要拡大、レトロブームなどを背景に、新たなファンを獲得するなど売上げを大きく伸長してきた。かき氷のように急速に体を冷やすのではなく、濃厚なアイスとも異なるミルクセーキのような素朴な味わいで、オハヨー乳業のインターネットでのユーザー調査によると、「お風呂上がり」が最も食べたいシーンの最上位。同調査では、風呂上がりに食べるアイスとして同品を薦めたいアイスとして57%の支持を獲得した。
4日に来場した練馬区在住の24歳の男性は、「土日や仕事帰りなど、よく銭湯に行く。風呂上がりにアイスを食べることはこれまであまりなかったが、(「昔なつかしアイスクリン」は)味としてもとても合っていると思う」と感想を話した。
同イベントは、サンシャインシティが2020年からスタートし、今回で4回目。地域の銭湯の活性化を目指し、東京都浴場組合、豊島区浴場組合、バスクリン銭湯部などの協力の下に開催した。
四層吹き抜けの噴水広場を生かした巨大なのれんや、畳シートを敷いたステージ上に数種類の足湯を設置するなど、銭湯文化や情報の発信を行った。最近では若い世代を中心に昭和レトロブームも高まっていることも追い風となり、足湯の順番を待つ長い行列が見られた。(小澤弘教)