飲酒ガイドライン、酒類業界に波紋 適正飲酒の流れから逸脱
厚生労働省が来年3月に施行予定の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」が、酒類業界に波紋を広げている。このほど公表されたガイドライン案は適正飲酒量を具体的数値で示すとともに「飲酒量はできる限り少なくすることが重要」と記述し、少しでも飲めば胃がんなどの疾病リスクが高まるとした参考資料を添付。「不適切飲酒防止の域を超え、アルコール摂取自体を否定するような内容」(酒類卸)と指摘し、日本の伝統文化や地域経済を支える酒類が健康リスクの観点のみでネガティブな印象が強まることに懸念を