飲食チェーンの新戦略:安楽亭 「韓流グルメ」と「アルコールBAR」でZ世代の集客を強化
「焼肉レストラン安楽亭」が、既存店とは異なるタイプの「安楽亭歌舞伎町店」をこのほどリニューアルオープンした。Z世代をターゲットに見据え、スタイリッシュな内装に一新し、オリジナルメニューを追加、アルコールバーを導入するなど、これまでにない安楽亭を目指している。
同店の内装はポップなイメージで、従来の焼肉メニューのほかに、「明洞チキン」(1ピース264円、以下すべて税込み)や、ピリ辛スープに生クリームと卵を落とした「韓ロゼラーメン」(968円)、「明洞おでん」(638円)など、Z世代に響く韓国屋台グルメをメニュー採用した。また、「自分好みの割り材、濃度で飲みたい」という今の若者ニーズを意識し、安楽亭初の試みとなるセルフサービスのアルコールバーを新設。韓国屋台グルメのメニュー展開と、飲み放題バーの導入で、Z世代だけでなくちょい飲み客が増え、来店客の1~2割はロースターを使わない“サイドメニューでちょい飲み”層という。
歌舞伎町という立地から同店は訪日外国人客が6割を占める。インバウンド客に加えてZ世代を取り込み話題を呼ぶことができれば、新宿の新スポットとなるかもしれない。
●店舗情報
「安楽亭 歌舞伎町店」
所在地=東京都新宿区歌舞伎町1-23-14 第一メトロビル2階/坪数・席数=34坪・80席/営業時間=11時~23時20分、休前日11時~翌4時20分