飲食チェーンの新戦略:安楽亭 「韓流グルメ」と「アルコールBAR」でZ世代の集客を強化

2024.02.05 540号 16面
韓国屋台グルメ目当ての来店客も多く、リニューアル前と比べてサイドメニューだけで飲む客が1日2~3組増えたという

韓国屋台グルメ目当ての来店客も多く、リニューアル前と比べてサイドメニューだけで飲む客が1日2~3組増えたという

ワイルドロース 858円(税込み) 従来の薄切りタイプを今のニーズに合わせ、22年秋から厚切りに

ワイルドロース 858円(税込み) 従来の薄切りタイプを今のニーズに合わせ、22年秋から厚切りに

アルコールバーは安楽亭初の取り組み。1人100分1,089円(税込み)。+500円で生ビール、ワイン、日本酒も飲み放題に

アルコールバーは安楽亭初の取り組み。1人100分1,089円(税込み)。+500円で生ビール、ワイン、日本酒も飲み放題に

Z世代を意識し、ポップなイメージを取り入れた

Z世代を意識し、ポップなイメージを取り入れた

 「焼肉レストラン安楽亭」が、既存店とは異なるタイプの「安楽亭歌舞伎町店」をこのほどリニューアルオープンした。Z世代をターゲットに見据え、スタイリッシュな内装に一新し、オリジナルメニューを追加、アルコールバーを導入するなど、これまでにない安楽亭を目指している。

 同店の内装はポップなイメージで、従来の焼肉メニューのほかに、「明洞チキン」(1ピース264円、以下すべて税込み)や、ピリ辛スープに生クリームと卵を落とした「韓ロゼラーメン」(968円)、「明洞おでん」(638円)など、Z世代に響く韓国屋台グルメをメニュー採用した。また、「自分好みの割り材、濃度で飲みたい」という今の若者ニーズを意識し、安楽亭初の試みとなるセルフサービスのアルコールバーを新設。韓国屋台グルメのメニュー展開と、飲み放題バーの導入で、Z世代だけでなくちょい飲み客が増え、来店客の1~2割はロースターを使わない“サイドメニューでちょい飲み”層という。

 歌舞伎町という立地から同店は訪日外国人客が6割を占める。インバウンド客に加えてZ世代を取り込み話題を呼ぶことができれば、新宿の新スポットとなるかもしれない。

 ●店舗情報

 「安楽亭 歌舞伎町店」

 所在地=東京都新宿区歌舞伎町1-23-14 第一メトロビル2階/坪数・席数=34坪・80席/営業時間=11時~23時20分、休前日11時~翌4時20分

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