清酒特集2025
2025.11.07清酒市場では原料米価格の高騰で、灘・伏見の大手メーカーの多くが10月から値上げを実施した。容量を減らした新ラインや低アル新商品の投入、ブランド訴求を強化する動きもある。海外展開も加速する一方、“トランプ関税”の影響に注視が必要としている。
白鶴酒造の25年4~9月の国内清酒事業の売上高は金額、数量とも前年比7%増となった。10月の値上げを前に9月は想定以上の仮需があり、「白鶴 サケパック まる」は9月単月では前年比50%増と大幅に伸長し、4~9月では同8%増だった。「まる」シリーズでは…続きを読む
宝酒造の25年4~9月の国内清酒事業の売上高は、24年10月に行った価格改定の影響もあり、前年割れで推移した。ただアイテム別では松竹梅「昴〈生貯蔵酒〉」は、取り扱い店舗が広がり前年を上回る好調な動きとなっている。「昴」の飲用者から寄せられた、香りの高…続きを読む
清酒をめぐっては原料米価格の高騰などを受け、灘、伏見の大手清酒メーカーの多くが10月から値上げに踏み切った。商品展開では「値上げ対策」として容量を減らした新たなラインアップの投入や、「低アル」ニーズに即した新商品の発売、ロングセラー商品のブランド訴求…続きを読む
清酒業界は春夏の需要シーズンを迎えた。特定名称酒群は比較的好調な動きを見せる中、酒類業界を取り巻く低アルコールニーズの高まりが清酒業界にも広がっており、今季も低アルコール清酒の新商品投入をはじめ、既存商品を生かし、日本 […]
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沢の鶴の24年4月から25年2月までの国内清酒事業の前年比売上高は、数量ベースで5%減、金額ベースで3%減となっている。「米だけの酒」と「純米酒 山田錦」は堅調な推移となっている。「100人の〓(きき)酒師」は、中容量(720ml)瓶商品として健闘し…続きを読む
白鹿ブランドを展開する辰馬本家酒造の24年4月から25年2月までの国内清酒事業の売上高は数量、金額ベースのいずれも前年比1%減となっている。一升瓶などは苦戦したが、注力アイテムの「黒松白鹿 かおり 純米吟醸 プレミアム」は同5%増と間口が広がっている…続きを読む
小西酒造の24年4月から25年2月の国内清酒事業の売上高は、前年比数量ベースで1%増、金額ベースで3%増となっている。注力するひやしぼりシリーズの「KONISHI大吟醸ひやしぼり」「KONISHI吟醸ひやしぼり」「KONISHI純米吟醸ひやしぼり」は…続きを読む
大関の24年4月から25年2月までの国内清酒事業の売上高は、数量、金額ベースともいずれも前年比3%減だった。「ワンカップ大関」は若干、苦戦。「のものも」といった大容量パック系は前年実績超えで好調を維持している。特定名称酒系のボリュームはそれほど大きく…続きを読む
白鶴酒造の24年4月から25年2月までの国内清酒事業の売上高は、数量、金額数量ベースいずれも前年比2%減となっている。 アイテム別では発泡性日本酒でアルコール分5%の「白鶴 淡雪スパークリング」と、日本酒用酵母とワイン用酵母を掛け合わせたハイブリッ…続きを読む
月桂冠の24年4月から25年2月までの国内清酒事業の売上高は、数量ベースで前年比3%減となっている。「つき」や「上撰さけパック」の大容量パックはここ数年苦戦をしていたが、ここにきて売上げの減少からは踏みとどまっている。機能性商品「糖質・プリン体Wゼロ…続きを読む