東亜食品、「山芋入りとろろそば」など、スープ付き乾麺2種を5日から全国新発売

粉類 1994.01.19 7652号 12面

【大阪】東亜食品工業㈱(本社‐姫路市御国野町)は、スープ付きの乾麺「山芋入りとろろそば」と「卵入りラーメン」の二種を5日から全国へ新発売した。

同社は調理の簡便性志向が、乾麺にも求められているとの判断から、スープ付きの商品を開発したもので、各麺のうま味を引き出すため、そばには山芋、ラーメンには卵を入れている。またそれに合わせたスープとの調和がポイントで、乾麺のため保存性が良く、多用途での調理も可能である。

▽「山芋入りとろろそば」‐厳選した良質のそば粉を主体に。なめらかな口当たりを出すため山芋を入れて練り上げたもので、そばの身上である香りと、歯ざわりが良く出ている。液体つゆはかつおを主成分にしたもので、ざるとかけの両方に使用できるようつくられている。一袋は三人分入り三三〇㌘(麺二五五㌘、つゆ七五㌘)

▽「卵入りラーメン」‐卵を入れて練った細手の麺。従来の麺にはない風味と、なめらかさと強いコシがあり、麺は卵が入っているため栄養成分が強化されている。また特選液体スープに粉末のかくし味が付いているが、スープと麺とも冷やし中華としても食べられるようつくられている。一袋は三人分入りの三五一㌘(麺二四〇㌘、スープとかくし味一一一㌘)

調理はラーメンは麺線が細いためゆで時間三分。そばは三~四分。一ケースは、二〇袋入り。

標準小売価格は両製品とも一袋小卸が二一〇円、小売二八〇円。外袋は密封の上、きんちゃく形態になっており、フェーシングでのボリューム感が出て、デザインのおもしろさで店頭注目率が高まるとしている。包装デザインは表にラーメン、裏に冷し中華。そばは表にざる、裏にかけのシズル感あふれる調理写真例を載せるとともに、栄養成分表や調理方法を詳しく記入している。

〈ワンポイント〉乾麺の良さを生かし、簡便性を加えた。

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