イカリソース（株）（大阪市福島区、０６・４５２・１２９０）は、３月１５日から既販の「お好みソース」「焼そばソース」の味、容器などを見直し、新しいチューブ入りタイプの商品として「お好みソースあまくち」「焼きそばソースこいくち」二品を近畿地区で発売開始した。

京阪神一〇〇世帯の主婦、子供を対象に、消費者の持つお好みソース、焼きそばソースのイメージを調査、その結果を踏まえて既販品を改良した。

新しく投入する「お好みソースあまくち」「焼きそばソースこいくち」は、関西で育まれたアミノ酸系のダシを隠し味とした低酸、甘口タイプの味に改良。また、容器は従来のハードチューブ容器からソフトチューブ容器に切り替えて、包装形態もシュリンク包装からピロー包装に変更した。

「お好みソースあまくち」は、野菜、果実の甘みをベースに醤油とダシのうまみを加え、コクのあるおいしさにした。同時に、塩味、酸味、辛味を押さえたマイルドな味に仕上げている。

「焼きそばソースこいくち」は、野菜、果実の甘みをベースにビーフエキス、醤油を加え、甘さの中にもスパイス感のある味にした。

いずれも内容量五〇〇ｇで、希望小売価格三三〇円、荷姿は一ケース一〇×二ボール合わせ。

同社では現在、お好みソース、焼きそばソースでＰＥＴボトルタイプ、ハードチューブタイプ合わせて一四品の販売を行っている。しかし、今回の消費者調査の結果でも出たように、消費者はソフトチューブ入りで、味は低酸、甘口タイプというイメージが強く、こうしたニーズに対応すべく開発した。今後は得意先との話し合いが折り合えば順次新商品に切り替えていく。