ホーネン楽陽食品事業部、チルド食品「かぼちゃ焼売」など新しい味発売へ

(株)ホーネンコーポレーション(東京都千代田区、03・3211・6677)の楽陽食品事業部は3月初めから、従来のシュウマイの持つイメージを破る「かぼちゃ焼売」(家庭用チルド食品)=写真=など三品種を首都圏中心に全国スーパー向け販売を開始する。

シュウマイといえばこれまで伝統的な味があり、一部事務用筋にバリエーション(特にトッピングを変えたり)があったが家庭用では、ポークシュウマイ、肉シュウマイなど、限られていた。同社は「狭い範囲に閉じ込めておく必要はない。新しい味にもどんどん挑戦していきたい」と多様化に乗り出したもの。

新発売されるのは(1)かぼちゃ焼売(一七g×八個、二二〇円)(2)わさび焼売(一八g×八個、同)(3)黒豚焼売(二七g×一〇個)の三品種。

リード役ともなる「かぼちゃ焼売」はまずカボチャが体内でビタミンAに変化するβカロチンを多く含み、他にビタミンB1 ・〓・C・E、食物繊維などの栄養素を豊富に含んだ緑黄色野菜として注目されていることもあり、これをシュウマイに折り込んだ。味もカボチャを中心にジューシーな鶏肉、玉ネギをシューマイの皮で包み込んており、調理後(蒸すと)色鮮やかな黄色が皮から透けて、口一杯にカボチャ特有の甘み(自然の香りと)が広がる。「弁当のおかず、つまみ、ヘルシーなおやつに販売訴求したい」という。

「わさび焼売」は、肉のうまみを“わさび”が引き締め、刺激的な味を出し、ほうれん草が入った皮を使用し色鮮やかな緑色が浮かびあがる。

「黒豚焼売」は鹿児島産の黒豚を使用、肉のうまみをショウガのかくし味で仕上げてあり、肉汁と一緒に豊かな味が口に広がる。

新しい味が売場に、いかに新風を吹き込み、刺激し、需要喚起するのかが注目される。

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