サントリー、韓国焼酎にも参入 「鏡月グリーン」発売へ

酒類 1996.01.12 7981号 3面

サントリー(株)(東京都港区、03・3470・1104)は韓国産焼酎「鏡月グリーン」を、今年春から全国で発売する(正確な発売日は未定)。アイテムは「鏡月グリーン」二五度(アルコール分二五%)容量七〇〇ミリリットル、希望小売価格八〇〇円、「同」二〇度(同二〇%)同、同七〇〇円、「同」二五度中びん、同三七五ミリリットル、同四六〇円の三品目。

製造元は韓国有数のコングロマリット・斗山グループの(株)鏡月(所在地=韓国江原道江陵市淮山洞八一、季喜壽社長)。同製品は韓国北部の地雪岳山(ソラクサン)山麓の天然湧水を使い、厳選した麦・コメを主原料に仕込んだもので、口当たりの良さとほのかな甘さが特徴。ストレート、お湯割り、水割りなどさまざまな楽しみ方ができる。パッケージは高級感あふれるグリーンの角びんとブラックラベルを採用。同製品は首都ソウルでここ数年、若い世代を中心に人気が高まっている。

サントリーでは「樹氷スリム」「大樹氷」など焼酎拡販に力を入れており、「樹氷」シリーズトータルで昨年の九五年は前年比四割増の一五〇万ケースの着地見込みとなっている。甲類焼酎市場へは洋酒メーカーではニッカウヰスキーが「緋緞」で参入しており、九五年は積極的な業務用市場開拓なども効果を挙げて前年比二・二倍の売上げ見込みとなっている。甲類焼酎市場の将来性にサントリーも大いに注目、品揃え強化として「鏡月グリーン」投入に踏み切り拡販に力を入れていく。

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