三井製糖がしぼりたて製法で「サトウキビ一番糖」発売
砂糖のトップブランド「スプーン印」で知られる三井製糖(株)(東京都中央区、03・3639・9310)は、大型戦略商品として、新製法「しぼりたて製法」により、サトウキビに近い本物の自然砂糖で黒砂糖より使い易い「さとうきび一番糖」を開発、発売した。
同商品は、上白糖に比べ天然のカリウムが一五〇倍、マグネシウムが五〇倍、カルシウムが四〇倍、鉄が二〇倍多く含まれている。
同商品は、従来の精製工程を一切行わず、サトウキビの一番おいしい最初のしぼり汁をそのまま固形化、新鮮なまま封入までを一貫生産しているため、天然のミネラル分や風味がそのまま残っている。
黒砂糖と同様の含みつ糖にもかかわらず、くせがないので上白糖・三温糖などと同様に料理や菓子に幅広く使用できる。
マスキング効果に優れているため、魚や肉の生臭さ、野菜のえぐみなどを抑制、全体の味をまろやかにする。
顆粒タイプなので溶けやすく、だまにならないので作業性に優れている。