「サントリースーパーチューハイ」6缶パック導入
3月に発売された「サントリースーパーチューハイ」が好調な販売を続けている。新発売した3月に六一万ケース、4月に七〇万ケース、さらに5月は、単月としては記録的な一〇〇万ケースを突破し、発売以来三ヵ月間の累計で二三〇万ケースに達した。この間、サントリーは、当初の販売計画三〇〇万ケースを倍増の六〇〇万ケースに上方修正し、緊急の増産体制を整えるなど拡大する需要に対応してきた。
同品の発売をきっかけに、缶チューハイを家庭で継続的に楽しむニーズが増えており、ビール、発泡酒のように自分の好きな銘柄を六缶単位、ケース単位でまとめ買いする購買行動が缶チューハイにも広がっている。
同社が実施した店頭調査(九九年4月、全国の酒量販店一〇〇店)では、酒量販店での「スーパーチューハイ」の販売構成比(レモン・三五〇ミリリットル缶)は、「バラ買い」四割、「六缶買い」三割、「ケース買い」三割という割合になっており、予想以上にまとめ買いする消費者が多く、家庭での飲用シーンの中で、着実に浸透しているものと思われる。
こうした購買行動を受けて同社は、ビール・発泡酒市場では広く普及している「六缶パック」を、「スーパーチューハイ」の中で最も人気の高い「レモン・三五〇ミリリットル缶」に採用して8日、全国に投入した。