アサヒビール、異業種合同プロジェクトの「スムースビア」発売へ
アサヒビール(株)(東京都中央区、03・5608・5166)は、異業種合同のマーケティングプロジェクト「WiLL」の統一シリーズ商品「WiLL BEER」の第一弾を、年内三〇万ケースを目標に22日、全国で新発売する。同プロジェクトは、生活全般にわたる複数の商品・サービスを統一のコンセプトで提供し、「遊びゴコロと本物感」をテーマとした“WiLLのある生活”をつくり出すことを目的としている。今回開発した新商品「WiLLスムースビア」は、スムーズに飲めるバランスの良い味わいを実現した。新しい飲み方として、柑橘系果汁を搾って加えるなど自分流の飲み方の提案も行う。
8月2日に発足した「WiLL」プロジェクトは、新しい消費スタイルを持つ「ニュージェネレーション層」に対して、業種を超えた五つの企業が集まり、新たなマーケティング手法を共同開発し、新市場の創出を目指していこうという、全く新しい異業種合同プロジェクト。同プロジェクトにおける、アサヒビールの基本的な考え方は、従来とは違う新しい発想の商品開発を通じて、顧客の新しい満足を追求していくこと。従来のマーケティング手法では、ビールという特定の商品、カテゴリーに対するニーズをつかんで、それに対するための商品開発を続けてきた。「WiLL」プロジェクトの中では、生活全般にわたる複数の商品・サービスを統一のコンセプトで提供するという“コラボレーション・マーケティング”の実現によって、「遊びゴコロと本物感」をテーマとした“WiLLのある生活”を創出し、「ニュージェネレーション層」の生活全体をコーディネートしていくための商品開発を前提としている。カテゴリーごとの機能性や嗜好性の個別ニーズではなく、“ライフスタイルから発想した商品開発”を行っていく。
新商品は「WiLLスムースビア」三品種で、(1)スタイニーびん三三四ミリリットル・希望小売価格一八九円(2)缶三五〇ミリリットル・同二一八円(3)缶五〇〇ミリリットル・同二八六円。
「納得のいく味」(スムーズに飲めるバランスの良い味わい)、「シンプルで手に取りやすいデザイン」(シンプルかつソフトな手に取りやすいパッケージデザイン)、「新しい飲み方」(ストレートはもちろん、柑橘系果汁を搾って加えるなど自分流の飲み方)の提案を特徴としている。