日本ジフィー食品がFD介護食を発売

日本ジフィー食品(株)(大阪市中央区、06・6271・0734)は、介護食分野にフリーズドライ(FD)製品「旬感メニューやわらか煮」六アイテムを19日から全国発売する。この分野には、すでに冷凍、レトルト製品で数社が名乗りを上げているが、具材を小さめに刻み、軟らかく煮込んだFD製品は同社が初めて。

発売アイテムは、「焼きなすの土佐風味」「ひじきの煮物」「肉じゃが」「白身魚のクリーム煮」「里芋の五目煮」「すき焼き」の六品。一食分で内容量は少ないもので八・九g、多いもので一四・二gあり、商品トレー内側まで熱湯を注いで一〇〇g前後の摂取量、エネルギーは二八~五五カロリー。価格はいずれも標準小売一八〇円となっている。

特徴は、高齢で歯が悪く噛み込めない人に楽しい食事を提供できるようにメニューや食材にこだわり、体にやさしく、薄味仕上げになっている。だしは、鰹節、鰹・鰹節エキス、昆布エキス、干し椎茸など天然ものを使用。砂糖よりも環状オリゴ糖を多用。また、食べやすいように若干のとろみがついている。

この4月から新しい介護制度がスタートしているが、ひとり住まいの高齢者でもポットにお湯があれば安全で簡単に食べられる。また、刻んだり、潰したりの特別献立、あるいは身体介護に時間をとられた時の献立作りの短縮などに便利な食品である。

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