専科シリーズ「そうめん」発売(ヤマサ醤油)
ヤマサ醤油(営業本部=東京都中央区、03・3668・1521)は、ストレートつゆの市場活性化を図るため、用途限定の「専科」シリーズなど12品を、増量や容器のPET化などリニューアルし、2月25日から全国発売する(一部地域限定)。
今回の変更は、麺や天ぷら、すき焼きなどストレータイプのつゆのうち、300ミリリットルびんを軽くて割れにくいPETに変更、同時に330ミリリットルと10%増量し価格は据置(せいろつゆは値下げ)、500ミリリットルPETはデザインを変更する。おいしくて簡便さがウリのストレータイプのつゆは、今回容器のPET化で簡便性をさらに高め、ネックであった割高感を増量・価格据置で解消し、市場の活性化を狙う。容器は専用の止め型で、19gと従来のガラスびんに比べて約10分の1になり、製品重量でも増量しても383gと約25%軽減する。
対象は「専科」シリーズのうち、330ミリリットル製品は〈そうめん〉〈ひやむぎ〉〈ざるそば〉〈ごまだれ〉のめんつゆに、〈天ぷら〉〈すき焼〉(東西の2品)のたれ類と〈昆布つゆストレート〉(200円)、老舗の味を再現した〈せいろつゆ〉の計9品(昆布つゆを除き各250円)。以前からPETであった500ミリリットル製品は〈そうめん〉〈ざるそば〉の「専科」(370円)と〈昆布つゆストレート〉(280円)の3品。
このうち、味なども改良するのが次の2品。
▽「ごまだれ専科」は、そうめんでの使用頻度が高いことから、ざるうどんに合う味を残しながらも、しつこさを薄めた。
▽「せいろつゆ」は、昨春、老舗「芝大門更科布屋」直伝の味として商品化。消費者調査の結果、厚みのある味はそのままに、口当たりの柔らかなまろやかな味に変更。同時に、小売価格を30円下げて他のストレータイプ(250円)と揃えた。