漢方ダイアリー:冷えとひびわれ、あかぎれのケア
○12月10日(水)
冷え性で手足や指先がかじかんでつらい。肌がごわごわして、家事をしていると、ひびわれが……。
冬本番となりました。乾燥や寒さがつらい季節ですね。この時期は、寒さによって血管が収縮し、血液の流れが滞りがちになります。そのため、身体の末端や肌に届く栄養分が不足して血色が悪くなり、冷え性や肌の乾燥、肌荒れ、肌のごわつき、かかとやひじなどの角質のひびわれや、指先のあかぎれなどになりやすくなります。また、肌と粘膜の抵抗力が弱くなることで、風邪も引きやすくなります。
◆身体を温め、肌に栄養と潤いを補給
中医学では、冬は身体にエネルギーを蓄える季節ととらえています。この時期は、身体を温めてたっぷりと栄養をとり、肌に潤いを行きわたらせることが大切です。冬の養生の心得は「早寝遅起き」。夜は早めに寝て、朝は日が昇るまで、ぐっすりと眠ることが大切です。質の良い睡眠は体力を回復し、エネルギーの消耗を抑えることができます。また、「”寒“は足から生じやすい」という言葉があります。足元からしっかりと保温をし、身体を温めましょう。
◆過剰な暖房や発汗に気をつけよう
身体を温めることが大切とはいえ、汗がダラダラ出るほど過剰に温めてしまうと、かえって潤いやエネルギーが消耗してしまいます。入浴や暖房は、ほど良い温かさを心がけ、牛肉や羊肉、ウナギ、里芋、かぼちゃ、しょうが、さんしょう、こしょうなどをバランス良くとり、身体の内側からも代謝をアップさせましょう。冷たい食べものや、身体を冷やす性質のある緑茶、にがうり、柿、梨、トマトなどは控えめに。
冷え性や肌の乾燥、ごわつき、ひびわれが気になる場合は、漢方では「婦宝当帰膠」、サプリメントでは「紅沙棘」がおすすめです。「紅沙棘」は栄養パックの材料としても使えます。肌に栄養と潤いを与え、毛穴の引き締め効果のある「瑞花露薬用保湿ローション」や、肌細胞をサポートし張りを守る「セ・サージ」で保湿を心がけましょう。
○~私の素肌がはじめて出会う植物のやさしさ~「瑞花露(すいかろ)」
瑞花露は、主に乾燥肌・敏感肌の方のために、中国の伝統医学と現代医学の考え方を融合して開発された、保湿と消炎の働きをもつ医薬部外品の全身用スキンケアシリーズです。毎日のお手入れにご使用ください。(イスクラ産業株式会社)
○中医学式・お肌に栄養&潤いパック! サージと真珠で美肌栄養パック
材料:
全卵1/4個、サージオイル(紅沙棘サプリの中身・1個分)0.3g、真珠粉0.5g、ハチミツ4~8ml、緑豆粉末(または小麦粉)5~10g
作り方&使用方法:
・材料全部をよくかきまぜる。
・洗顔後、タオルで水気を拭き取ったあとに5~10分間パック。
・ぬるま湯で軽く洗い流す。洗顔後は、セ・サージなどのクリームで保湿を。