最新の欧州トマト缶事情を知ろうと会場は大にぎわい

「レッドゴールドは皆さんの食卓のために保存し、運ばれた完璧な芸術です」（ジョヴァンニ デ アンジェリス ANICAV代表）

ヴィヴィアーナ・マロッコリさんはナポリから

スパゲッティフリッタータはイタリアのマンマの味。パスタの残りに卵を混ぜてつくるオムレツです。日本の「鍋の後の雑炊」みたい！

和イタリアンの貝谷郁子さん

FOODEX JAPANに合わせて開催されたANICAV(イタリア野菜保存食品産業協会）主催、「真っ赤なトマトの夕食会」では、欧州のレッドゴールドトマトの応援メンバーが大集合

ツナとチェリートマトのパン粉焼き

　●トマト保存食の魅力を発信

　「レッドゴールドフロムヨーロッパ」は、100％欧州産トマト缶などトマト保存食品の認知度アップをはかるEU（ヨーロッパ連合）プロジェクト。3月、FOODEX JAPANでその魅力を発信しました。

　●料理人による実演が会場を魅了

　クッキングセッションは、テイストの異なる2人の料理人の実演を実施。イタリア・ナポリの人気店「タヴェルナ ラ リッジョーラ」シェフのヴィヴィアーナ・マロッコリさんは「ピッツア職人風トマトパスタ」「ナポリの靴職人風トマトパスタ」「ノルマ風ナスのパスタ」「スパゲッティ・フリッタータ」と、本場イタリアンのラインナップで会場を魅了しました。

　●和風味を楽しむトマト料理

　和イタリアンの貝谷郁子さんは「トウフトマトソースのパスタ」「ミソトマト味スープパスタ」「ツナとチェリートマトのパン粉焼き」「トマトサラダチキン トマトソース添え」と、和風味とのバランスが絶妙なトマト料理の極意を紹介。会場の注目を集めていました。「焼き醤油オイル」は、しょうゆを加えた後、オリーブオイルで温度を冷ますことがポイントと、おいしさの秘訣を教えてくれました。

　◆ツナとチェリートマトのパン粉焼き

　香ばしい「焼き醤油オイル」の香りと七味が良いアクセントに！

　〈材料・4～5人分〉

　・ツナ缶……140g

　・パセリ（みじん切り）……大さじ1～2

　・オリーブオイル……小さじ4

　・塩……少々

　・しょうゆ……小さじ2

　・にんにく（みじん切り）……1片分

　・トマト缶（チェリートマトタイプ）……300g

　・パン粉……20g

　・七味唐辛子……お好みで。多めがおすすめ。

　〔焼き醤油オイル用〕

　・オリーブオイル……大さじ1

　〈作り方〉

　（1）「焼き醤油オイル」をつくる。小さめのフライパンににんにくのみじん切りとオリーブオイル大さじ1/2を入れて火にかけ、香りが立ったらしょうゆを加えてジュッと焼き、オリーブオイル大さじ1/2を少し足して温度を下げ、すぐに器に移しておく。

　（2）チェリートマトは6個を取り出しておく。パセリはみじん切りにする。

　（3）フライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて火にかけ、香りが立ったらパン粉を入れてさっと炒めて火を止め、取り出しておく。

　（4）同じフライパンにオリーブオイル小さじ2を入れて缶汁を切ったツナを軽く炒め、（2）で取り出した以外のチェリートマトと塩を入れてひと煮する。（1）の半分をまぜて火を止める。

　（5）皿に移し、上から（2）、（3）をかけ、（1）の残り半分をかけ、七味唐辛子をふる。

　レシピ：貝谷郁子さん