特集・フードディフェンス対策:解説1=フードディフェンスを踏まえた食品安全規格の活用アプローチ

2014.10.01 210号 17面

 国内外の工場を舞台にして巻き起こった冷凍食品への農薬混入事件は、いずれも従業員による意図的な危害であった。これらの事件に対して、読者は「うちは無関係だ」と、胸を張れるのだろうか。それとも、「自社工場でもあり得る」と、大いに危惧するのだろうか。もちろん、どう解釈すればよいのかという問題ではない。理解すべきは、過去にあったことは、未来にもまた起こる。すなわち、「歴史は繰り返す」ということだ。フードディフェンスには、食品安全としての基本的な考え方以外に、「恨みを持たれないこと」と

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