特集・植物工場の今:TOPIC=千葉大学が目指す植物工場

2012.02.01 178号 34面
(写真1)「次世代型トマト生産システム」コンソーシアム。1段密植養液栽培で、効率的な労働による低コスト安定生産を目指している

(写真1)「次世代型トマト生産システム」コンソーシアム。1段密植養液栽培で、効率的な労働による低コスト安定生産を目指している

(写真2)トマト選果施設内に設置された閉鎖型苗生産施設「苗テラス」。蛍光灯と家庭用エアコンを使用した省エネ・省力型の育苗装置

(写真2)トマト選果施設内に設置された閉鎖型苗生産施設「苗テラス」。蛍光灯と家庭用エアコンを使用した省エネ・省力型の育苗装置

 09年度の農林水産省モデルハウス型植物工場実証・展示・研修事業の拠点の一つが、長年にわたり植物工場分野における研究開発で主導的立場を担ってきた千葉大学だ。11年4月から稼働した柏の葉キャンパス内の植物工場実証施設は、太陽光を利用したトマト栽培の5棟、人工光を利用したレタス栽培の2棟のほか、選果・出荷棟、廃棄物処理施設など合計1万ha超の規模を有する。  具体的には約60社の民間企業などが参画し、目的別に9つのコンソーシアムを組織(表)。最少の資源とエ

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