菓子需要に異変 猛暑続き「巣ごもり消費」で
記録的な暑さで思わぬ効果をもたらした
18年の夏は、全国各地で猛暑日が続き観測史上過去最高の暑さを記録した。例年であれば、気温が高くなると菓子需要は落ち込むが、今夏は異変が起こった。記録的な猛暑によって熱中症の危険がある中、外出を抑え冷房の効いた室内で過ごすことが多くなったことで、いわゆる「巣ごもり消費」が発生し、これが菓子の消費を伸ばしたようだ。菓子のカテゴリーにより差はあるが、大手菓子卸幹部が「高温で菓子需要が伸びたのは初めてで7~8月の業績に好影響を与えた」と語るように異例の事態だ。=関連記事4~5面(青