セレウス菌、数分で識別 マルハニチロ・製品評価技術基盤機構が手法を確立

総合 ニュース 2018.03.23 11678号 04面

 マルハニチロは製品評価技術基盤機構と共同で、食中毒の原因となるセレウス菌(Bacillus cereus)の迅速かつ精密な識別・同定(菌種特定)法を確立した。近年注目を浴びているマトリックス支援レーザー脱離イオン化飛行時間型質量分析法(MALDI-TOF MS)を用いる。寒天培地上のコロニー(菌の集団)から検出結果を得るまで数分と短縮した。同社は「さまざまな食品製造現場で、品質管理や工程の微生物安全管理に幅広く利用できる。食の安全に貢献する手法だ」としている。

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