ローゼック、手書き帳票を一元管理 現場改善に生かせる情報へ
QRコードを印字したカミトレの帳票例。スキャナーで読み込めば、自動的に分類保存される
食品製造現場で日々実施される記録、すなわち「帳票(品質・点検記録)」の情報を改善に生かしたいという声が増えている。多くの工場では通常、製品事故やクレームがあった際の検証のために閲覧されるこうした帳票だが、なぜこのようなニーズが高まっているのか。 その背景について、食品製造業向けに各種情報システムを開発・販売するローゼックの早川雅人社長は次のように説明する。 「Brix値や中心温度、官能検査など、製造現場における品質記録や製