製パン業界、食品ロス問題に本格対応 消費期限1日延長・前々日発注など
2020年の製パン業界は、社会的な要請である食品ロス問題に本格的に取り組む。16日、東京都内で開催された日本パン工業会新春記者会見で飯島延浩会長は、「パン類の消費期限を1日伸ばすことで、食品ロスの削減と販売増加につながった。またチルド化することも消費期限延長の一つの方法」と実例を示し解決可能な課題との考えを示した。実際、山崎製パンでは、順次、パンや和菓子などの消費期限を1日程度延ばし、食品ロス削減と販売増加につながっており、小売業からも高い評価を得ている。