価値・海外・生産性、目標は全て3割増 潜在力発揮へ 食品産業戦略会議
食品メーカーが潜在力を発揮する戦略として、付加価値額、海外売上高、労働生産性の三つでそれぞれ3割増に挑むべきと、三つの目標を“トリプルスリー”として提示した「食品産業戦略」を、東京大学大学院の中嶋康博農学生命科学研究科教授を座長に食品メーカーの執行役員、大学教授ら有識者・専門家10人の委員からなる食品産業戦略会議が意見交換に基づく議論からまとめた。わが国食品産業の2020年代のビジョンとなるもの。農林水産省が6日発表した。(川崎博之)