#元気いただきますプロジェクトNEWS:南海放送 愛顔の子ども食堂に

外食 特集 2020.12.16 12160号 12面
「伊予牛・絹の味」

「伊予牛・絹の味」

「牛の命」を学ぶ園児たち

「牛の命」を学ぶ園児たち

 ◇食育等推進事業=南海放送

 ●県産品使用メニューで食育

 南海放送が展開する「愛顔(えがお)の子ども食堂」は、コロナ禍で出荷数や価格が落ち込んでいる愛媛県産の魚や牛肉を食べることで生産者を応援しようと「#元気いただきますプロジェクト」を活用し、20年8月から21年1月までの期間限定で実施している地元愛媛の食材を学び、味わう食育活動だ。

 この「愛顔の子ども食堂」は、愛媛県内約50ヵ所の子ども食堂や幼稚園で実施されている。生産量日本一の養殖マダイや生産量全国2位の養殖ブリ、養殖クロマグロ、JA全農のブランド牛肉「伊予牛・絹の味」など愛媛県産の生鮮品を通じて、魚や牛肉がどのように育てられているかなどの「食」に関する知識とそれらを使用した特別メニューを通じて、バランスの良い「食」を選択する力を身に付けるといった食育を実施しており、愛媛県産品を通じた地産地消が愛媛県の未来を守り作っていくことも学ぶ機会にもなっている。また子ども食堂で提供される食事は、これまで地元の加工食品が中心で生鮮品の提供が難しかったこともあり大きな反響を呼んでいる。

 この「愛顔の子ども食堂」では、8、9月がマダイとブリ、10、11月が牛肉、12、1月がマダイとクロマグロによる食育が行われおり、それぞれ料理研究家で食育アドバイザーの中村和憲氏が考案した「鯛とブリのカツ丼」や「伊予牛・絹の味ダブルテイスト焼肉丼」「クロマグロとマダイの夢のコラボ丼」などの食育メニューが提供される。

 11月26日に松山市の育英第二幼稚園で開催された「愛顔の子ども食堂」では、生産者も参加し、牛の育て方や命の尊さといった「牛の命」などが説明され「伊予牛・絹の味」を使用した給食が園児に提供された。生産者の池田一成氏は「厳しい状況下だが、こうした活動は生産者の活力にもなるし、消費にもつながっていく。今後も生産者としてしっかりとPRしていきたい」と意欲を述べた。また、同プロジェクトのリーダーである南海放送の桐本尚愛媛アライアンス戦略室長は「県内生産者支援を目的にスタートさせた取組みだったが、子どもたちの食育にもつながる良い機会となっている」とし、「県産品の情報や味を知ってもらうことで愛媛の未来を担う子どもたちと生産者をつなぐ良いきっかけづくりになればと思っている」と手応えを感じている。また生産者や子ども食堂からは、来年度以降も実施を望む声が上がっているということで、国に対しては「事業の継続をお願いしたい」としている。(浜岡謙治)

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