順調な需要増で注目される自然解凍惣菜の手詰めラインで重量チェック
赤川慶三社長(右)と、金田進・日本水産常務執行役員
日本水産の冷食製造子会社であるモガミフーズ(山形県西村山郡)は、08年1月の天洋食品ギョウザ事件後、急速に業績を伸ばした。中国製品に消費者の不信感が高まり、国産品に需要がシフトしたタイミングを的確にとらえた結果だ。主力商品はニッスイが他社に先駆けて開発した“究極の簡便調理品”自然解凍惣菜だ。現在の市場規模は100億円に達しており、ニッスイのシェアは7割超と圧倒的。拡大の原動力となった同社工場は、稼働率もグループトップ水準という。 赤川慶三社長による