胃心伝真=原油安
原油急落の当初、円安による輸入コスト上昇の逆風を緩和する効果が期待され、多くの食品企業には追い風と予想された。だが取材した限りで、いまだにメリットは微風にとどまっている▼ニューヨークWTI原油は4月下旬時点で、1バレル57ドル台まで持ち直した。昨年6月の高値107ドル台から急落し、今年1月には40ドル台をつけてもみ合いが続いた。上昇に転じたが再下落の可能性は残る▼下落が予想された海上運賃は、ほぼ高止まりのままだ。商社や船会社は「長期的視点に立ち」、運賃改定を避けている。貨物
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